【ボケ対策】退職後に脳トレ。ボケはどのように対策したらよいのか。【論文をもとに解説】

急速にボケ始めてしまう退職後。ボケないために何ができるのでしょうか。

ご挨拶と論文紹介

みなさんこんにちは。未来の先達 ライターの水崎です。このブログでは、現在老後に差し掛かっている方や、これからの老後を準備されている方、FIREを達成しようとしている方に向けて、役立つ情報を私の経験とGoogle Scalarの論文をもとに書いています。

今回は、退職後のボケ防止対策としてなにができるのか、をテーマに論文を調べてきました。人生100年ともいわれている中、退職した後は第二の人生です。私も70を過ぎました。まだまだ元気に過ごしていくつもりですが、ボケ始めてしまうと日々が楽しくなくなってしまいます。そんな第二の人生を豊かに過ごしていくにはどのように過ごしていけばよいのでしょうか。みなさんの参考になれば幸いです。

こんにちは!孫のライトだよ!今回参考にした論文はこれ!詳しく解説するよ!

記事の一番下に論文の概要と結論を載せておくよ。気になる人は読んでみてね。

ポチタ
ポチタ

2019年 性別が退職後の認知健康に与える影響の違い (Does Gender Differentiate the Effects of Retirement on Cognitive Health?)
著者:Katsuya Oi(シカゴ大学 社会学部 助教授)
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0164027519828062

2020年 退職と記憶の低下に関する国際的な違い (Cross-national differences in the association between retirement and memory decline)
著者:Jana Mäcken(マックス・プランク研究所 認知科学部 研究員)
著者2:A. Riley(ハーバード大学 公衆衛生学部 教授)
著者3:M. Glymour(ハーバード大学 公衆衛生学部 准教授)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33301002/

2020年 早期退職、国別および個人的特徴が認知低下に与える影響 (The Impact of Early Retirement, Nation-Related and Personal Characteristics on Cognitive Decline)
著者:S. Carmel(イスラエル・ハイファ大学 社会福祉学部 教授)
著者2:A. Tur-Sinai(ベングリオン大学 経済学部 准教授)
https://academic.oup.com/eurpub/article/30/Supplement_5/ckaa165.895/5915127

2021年 退職後のインターネット使用と認知機能 (Internet Usage and the Cognitive Function of Retirees)
著者:Colin Green(ランカスター大学 経済学部 教授)
著者2:Likun Mao(清華大学 経済管理学院 准教授)
著者3:Vincent O’Sullivan(ノースカロライナ大学 経済学部 助教授)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0167268121003498

2022年 フェノール酸と認知低下の予防:認知障害とアルツハイマー病における神経保護の役割 (Phenolic Acids and Prevention of Cognitive Decline: Polyphenols with a Neuroprotective Role in Cognitive Disorders and Alzheimer’s Disease)
著者:Giuseppe Caruso(イタリア国立研究所 神経科学部 教授)
著者2:J. Godos(パレルモ大学 栄養学部 准教授)
著者3:A. Privitera(パレルモ大学 生化学部 助教授)
著者4:G. Lanza(カターニア大学 神経学部 教授)
著者5:Sabrina Castellano(パレルモ大学 神経科学部 准教授)
著者6:Alessio Chillemi(パレルモ大学 生化学部 助教授)
著者7:O. Bruni(ローマ大学 小児科学部 教授)
著者8:R. Ferri(ローマ大学 神経学部 准教授)
著者9:F. Caraci(カターニア大学 神経科学部 教授)
著者10:G. Grosso(パレルモ大学 栄養学部 教授)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35215469/

目次だよ!

目次

結論

結論:退職後の脳トレーニングや社会的活動、バランスの取れた食事がボケ防止に効果的。

なるほど!早速詳しく見ていこう!

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0.はじめに

退職後の生活は、新たなステージの始まりです。しかし、活動的な職場生活を終えた後、脳の健康を維持することは大きな課題となります。退職後の脳トレーニング(脳トレ)を活用することで、ボケ防止の効果を期待する人が増えてきています。本記事では、「【ボケ対策】退職後に脳トレ。ボケはどのように対策したらよいのか。【論文をもとに解説】」というテーマで、最新の研究を基にした具体的な方法を解説し、未来の健康的な生活をサポートするための実践的なアドバイスを提供します。

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1. 退職後の脳トレの重要性

退職後の生活では、日々の活動量が減少することが多く、これが認知機能の低下につながることがあります。脳トレを取り入れることで、脳を活性化し、ボケ防止に効果的なアプローチを探ります。

1.1 性別による認知機能への影響

Katsuya Oiによる研究では、退職後の認知機能の低下が性別によって異なることが示されています。具体的には、退職は女性の認知スコアを減少させる一方、男性には顕著な変化が見られませんでした。この研究結果から、女性は退職後も何らかの形で社会的活動を続けることが認知機能の維持に役立つと考えられます。

具体的な方法として、女性が退職後もボランティア活動やパートタイムの仕事に参加することが有効です。これにより、社会的な繋がりを保ち、脳の活性化を促進することができます。

日本人の研究なんだね!信頼性も高そう!

1.2 国際的な違いと記憶の低下

Jana MäckenとA. Rileyによる研究では、17カ国における退職者の記憶の低下について調査されました。結果として、退職後の記憶低下が特にイタリア、ギリシャ、チェコ共和国、ポーランド、ポルトガル、エストニアで顕著であることが示されました。この研究は、国によって退職後の生活環境や文化が異なることが、記憶の低下に影響を与えていることを示唆しています。

退職後に記憶力を維持するためには、クロスワードパズルや数独、読書などの脳トレを日常生活に取り入れることが効果的です。また、友人や家族と一緒にゲームをすることで、楽しく記憶力を鍛えることができます。

生活の環境や文化によって記憶力の低下が起きてしまうんだね!

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2. 早期退職と認知機能の関係

早期退職が認知機能に与える影響については、多くの研究が行われています。特に、早期退職が記憶の低下にどのように関連するかを理解することが重要です。

2.1 早期退職と記憶の低下

S. CarmelとA. Tur-Sinaiによる研究では、12のヨーロッパ諸国とイスラエルの退職者を対象に、早期退職が記憶の低下に負の影響を与えることが確認されました。年齢、教育、健康状態、アクティブなライフスタイルが認知機能に影響を与える要因として挙げられています。

退職後もアクティブな生活を続けるためには、定期的な運動や趣味を持つことが推奨されます。例えば、ウォーキングや水泳、ダンスなどの運動を取り入れることで、脳への刺激を保ち、認知機能の低下を防ぐことができます。

早期退職者は記憶力が低下しやすいの!?たしかに、FIREとかで退職後を楽しく過ごしている人は、運動をしているイメージあるね!

2.2 ライフスタイルの重要性

研究結果から、アクティブなライフスタイルが退職後の認知機能の維持に大きく寄与することが示されています。特に、日常生活において身体的、精神的に活動的であることが重要です。

具体的には、退職後に地域のサークルやクラブに参加することで、新しい人々と交流し、社会的な刺激を受け続けることが有効です。また、趣味や興味を追求することで、常に新しい知識やスキルを学ぶことが脳の健康を支えます。

ライフスタイルは重要だね!

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3. インターネット使用と認知機能

退職後にインターネットを活用することが、認知機能の維持にどのように役立つかについても注目されています。

3.1 インターネットの利用効果

Colin Greenらの研究によると、退職後にインターネットを使用することで、認知テストのスコアが向上することが示されました。特に専門職として働いていた人々において、インターネット使用が認知低下の抑制に効果的であることが確認されました。

退職後の生活でインターネットを活用するためには、オンラインコースやウェビナーに参加することが推奨されます。これにより、新しい知識を得ると同時に、脳を活発に保つことができます。

インターネットも友好的に活用していこう!

3.2 ソーシャルメディアとオンラインゲーム

インターネットは情報収集だけでなく、ソーシャルメディアやオンラインゲームを通じた交流の場としても活用できます。これらのプラットフォームを利用することで、友人や家族とのコミュニケーションを維持し、社会的なつながりを保つことができます。

具体的な方法として、フェイスブックやインスタグラムなどのソーシャルメディアを活用し、日々の出来事をシェアしたり、オンラインゲームを通じて他のプレイヤーと交流したりすることが考えられます。これにより、退職後も社会的な孤立を防ぎ、脳の健康を維持することができます。

SNSやオンラインゲームも脳の健康を保つには重要なんだね!

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4. ポリフェノールと認知機能の関係

食事が脳の健康に及ぼす影響についても、多くの研究が行われています。特に、ポリフェノールが認知機能の維持にどのように役立つかを探ります。

4.1 フェノール酸の効果

Giuseppe Carusoらの研究では、食事中のポリフェノールが認知障害とアルツハイマー病に対する神経保護作用を持つことが示されています。特に、ロスマリン酸、エラグ酸、シンナミックアルデヒドなどのフェノール酸が注目されています。

退職後の食生活にポリフェノールを取り入れる具体的な方法として、毎日の食事にベリー類、ナッツ、ダークチョコレート、緑茶などのポリフェノールを多く含む食品を加えることが有効です。これにより、抗酸化作用と抗炎症作用を通じて脳の健康を保つことができます。

ベリーとかチョコレートが食べたくなってきた~~!!

4.2 食事習慣の見直し

認知機能を維持するためには、バランスの取れた食事が不可欠です。ポリフェノールだけでなく、オメガ3脂肪酸、ビタミンE、ビタミンB群など、脳に良いとされる栄養素を含む食事を心がけることが重要です。

具体的には、魚やオリーブオイル、アボカド、全粒穀物、野菜を多く摂取する地中海式食事法が推奨されます。この食事法は、心血管疾患の予防だけでなく、認知機能の維持にも効果的であることが多くの研究で示されています。

オメガ脂肪酸とかビタミンも脳にいいんだね!積極的に摂取していきたい!

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5. 脳トレーニングの実践方法

脳トレーニング(脳トレ)は、退職後の認知機能の維持に非常に有効です。日常的に取り組むことで、ボケ防止に役立つ具体的な脳トレ方法を紹介します。

5.1 脳トレアプリの活用

スマートフォンやタブレットを使った脳トレアプリは、手軽に始められる方法の一つです。例えば、LumosityやPeakなどのアプリは、記憶力、注意力、問題解決能力などを鍛えるゲームを提供しています。これらのアプリを毎日少しずつ利用することで、脳を活性化し続けることができます。

スマホのアプリを積極的に活用して、脳トレするのはアリだね!

5.2 物理的なアクティビティと組み合わせる

脳トレーニングは、身体的な運動と組み合わせるとさらに効果的です。例えば、ウォーキングやジョギングをしながら、景色を観察して記憶に留める練習をする、またはヨガやピラティスを行いながら、呼吸やポーズに集中することで、心身をバランスよく鍛えることができます。

やっぱり現実世界で経験することが一番!

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6. 社会的な活動と認知機能の関係

社会的な活動も、退職後の認知機能の維持に重要な役割を果たします。人と関わることで、脳が刺激され、認知機能が活性化されます。

6.1 ボランティア活動への参加

退職後にボランティア活動に参加することは、社会とのつながりを保ちながら、脳を刺激する良い方法です。地域のコミュニティ活動や慈善団体のサポートなど、様々なボランティアの機会があります。これにより、他者との交流が増え、日々の生活に目的と意義を持つことができます。

ボランティアとして社会に貢献していると感じることで健康も維持できるね!

6.2 学習コミュニティの参加

新しいスキルや知識を学ぶことも、脳の健康に寄与します。例えば、地域の図書館やカルチャーセンターで開かれる講座に参加することは、退職後の生活を豊かにし、認知機能を維持するための有効な手段です。また、オンラインコースを利用して、新しい言語や趣味を学ぶことも効果的です。

学び続けること大事!

まとめ

退職後の脳トレーニングとボケ防止には、性別や国別の違いを考慮したアプローチが必要です。具体的な方法として、定期的な社会活動や運動、バランスの取れた食事、インターネットの活用、脳トレアプリの利用などが効果的です。これらの対策を取り入れることで、退職後も健康で充実した生活を送りましょう。この記事が、読者の皆さんの未来の健康に少しでも貢献できることを願っています。

最後まで見てくれてありがとうございました!次の記事もお楽しみに!コメントなどお待ちしております!


参考論文概要

2019年 性別が退職後の認知健康に与える影響の違い (Does Gender Differentiate the Effects of Retirement on Cognitive Health?)
著者:Katsuya Oi(シカゴ大学 社会学部 助教授)

概要
この研究は、退職後の認知機能の低下が性別によってどのように異なるかを調査しています。1992年から2014年までの健康と退職に関する調査から得られた18,453人(男性7,830人、女性10,623人)の認知機能データを使用しました。

結論
退職は女性の認知スコアを2.168ポイント減少させる一方、男性には変化が見られませんでした。女性の認知健康を悪化させるリスク要因を緩和するために、継続的な雇用が有効であることが示されています。


2020年 退職と記憶の低下に関する国際的な違い (Cross-national differences in the association between retirement and memory decline)
著者:Jana Mäcken(マックス・プランク研究所 認知科学部 研究員)
著者2:A. Riley(ハーバード大学 公衆衛生学部 教授)
著者3:M. Glymour(ハーバード大学 公衆衛生学部 准教授)

概要
この研究は、17カ国のヨーロッパ諸国で退職が記憶の低下にどのように関連するかを比較しました。健康と退職に関するヨーロッパの縦断調査(SHARE)のデータを使用し、8,646人の退職者を対象に最大6回の記憶評価を行いました。

結論
退職は平均して単語記憶の減少と関連しており、退職後の記憶の低下が加速することが示されました。特に、イタリア、ギリシャ、チェコ共和国、ポーランド、ポルトガル、エストニアの退職者で記憶の低下が顕著でした。


2020年 早期退職、国別および個人的特徴が認知低下に与える影響 (The Impact of Early Retirement, Nation-Related and Personal Characteristics on Cognitive Decline)
著者:S. Carmel(イスラエル・ハイファ大学 社会福祉学部 教授)
著者2:A. Tur-Sinai(ベングリオン大学 経済学部 准教授)

概要
この研究は、12のヨーロッパ諸国とイスラエルの退職者11,930人を対象に、個人的および国別の決定要因が認知低下にどのように影響するかを評価しました。記憶の低下を10語のリストの記憶評価で測定しました。

結論
年齢、教育、健康状態、早期退職、アクティブなライフスタイルが認知低下に影響を与えることが示されました。特に早期退職が記憶の低下に負の影響を与えることが確認されました。


2021年 退職後のインターネット使用と認知機能 (Internet Usage and the Cognitive Function of Retirees)
著者:Colin Green(ランカスター大学 経済学部 教授)
著者2:Likun Mao(清華大学 経済管理学院 准教授)
著者3:Vincent O’Sullivan(ノースカロライナ大学 経済学部 助教授)

概要
この研究は、退職後のインターネット使用が認知機能に与える影響を調査しています。ヨーロッパの健康、老化、退職に関する縦断調査(SHARE)のデータを使用しました。

結論
退職後にインターネットを使用することで、認知テストのスコアが大幅に向上することが示されました。特に、中程度のスキルを持つ職業で働いていた人々において、インターネット使用が認知低下の抑制に効果的であることが確認されました。


2022年 フェノール酸と認知低下の予防:認知障害とアルツハイマー病における神経保護の役割 (Phenolic Acids and Prevention of Cognitive Decline: Polyphenols with a Neuroprotective Role in Cognitive Disorders and Alzheimer’s Disease)
著者:Giuseppe Caruso(イタリア国立研究所 神経科学部 教授)
著者2:J. Godos(パレルモ大学 栄養学部 准教授)
著者3:A. Privitera(パレルモ大学 生化学部 助教授)
著者4:G. Lanza(カターニア大学 神経学部 教授)
著者5:Sabrina Castellano(パレルモ大学 神経科学部 准教授)
著者6:Alessio Chillemi(パレルモ大学 生化学部 助教授)
著者7:O. Bruni(ローマ大学 小児科学部 教授)
著者8:R. Ferri(ローマ大学 神経学部 准教授)
著者9:F. Caraci(カターニア大学 神経科学部 教授)
著者10:G. Grosso(パレルモ大学 栄養学部 教授)

概要
この論文は、食事中のポリフェノールが認知障害とアルツハイマー病に対する神経保護作用を持つことを示しています。特に、ロスマリン酸、エラグ酸、シンナミックアルデヒドなどのフェノール酸が注目されています。

結論
食事中のフェノール酸が認知低下の予防に効果的であることが示されています。特に抗酸化作用と抗炎症作用を持つフェノール酸が、脳の健康を保護する役割を果たすことが確認されました。

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