老後や退職後はどこに住むのが一番いいのでしょうか。
ご挨拶と論文紹介
みなさんこんにちは。未来の先達 ライターの水崎です。このブログでは、現在老後に差し掛かっている方や、これからの老後を準備されている方、資金的に余裕のあるFIREされた方に向けて、役立つ情報を私の経験とGoogle Scalarの論文をもとに書いています。
今回は、退職後はどこで過ごしたらよいのかをテーマに論文を調べてきました。退職した後の老後は第二の人生です。そんな第二の人生を豊かに過ごしていくには、どこでどのように過ごしていけばよいのでしょうか。みなさんの参考になれば幸いです。
こんにちは!孫のライトだよ!今回参考にした論文はこれ!これから詳しく解説するよ!
2022年 退職と移住に関連する住宅の認識:高齢者を対象とした質的インタビュー研究 (Perceived Housing in Relation to Retirement and Relocation: A Qualitative Interview Study among Older Adults)
著者:E. Eriksson(ルンド大学)、Karla Wazinski(フランクフルト大学)、A. Wanka(マンハイム大学)、Maya Kylén(ウプサラ大学)、F. Oswald(フランクフルト大学)、B. Slaug(ルンド大学)、S. Iwarsson(ルンド大学)、S. Schmidt(ルンド大学)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36293895/
2019年 退職コミュニティへの移住:高齢者の移行に対する満足度 (Relocation to/Within a Retirement Community: Older Adults’ Perceived Satisfaction With Transitioning)
著者:Heath Peck(カリフォルニア州立大学)、A. Jacob(カリフォルニア州立大学)
https://meridian.allenpress.com/jbsw/article-abstract/24/1/167/434369/Relocation-to-Within-a-Retirement-Community-Older?redirectedFrom=fulltext
2018年 イタリア人退職移住:ブルガリアからのストーリー (Italian Retirement Migration: Stories from Bulgaria)
著者:M. Iorio(ヴェローナ大学)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0016718520300531
2020年 支援住宅への移住に関するプッシュ・プル要因:スコーピングレビュー (Push and Pull Factors Surrounding Older Adults’ Relocation to Supportive Housing: A Scoping Review)
著者:B. Franco(トロント大学)、Jason M. Randle(トロント大学)、Lauren Crutchlow(トロント大学)、Janet Heng(トロント大学)、A. Afzal(トロント大学)、G. Heckman(トロント大学)、V. Boscart(トロント大学)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32838833/
目次だよ!
目次
結論
結論:退職後の住居選びは、生活の質と幸福感を大きく左右するため、自分のライフスタイルやニーズに合った場所を慎重に選ぶことが重要。
まぁ、たしかにそうだよね。
これから解説していくよ。
0.はじめに
退職後、どこに住むかという決定は人生の大きな転機です。転勤や引っ越しに慣れている人ならともかく、住み慣れた土地を離れるのは勇気がいります。特に、FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期退職)を達成した後や年金を受給し始める時期において、その選択は重要です。この記事では、「【退職後はどこに住む?】退職後ってどこに住んだらいいの?FIRE後年金を受給し始めたらどこにすんだらいいのか。【論文をもとに解説】」というタイトルのもと、退職後の住居選びに関する最新の研究をもとに、具体的なアドバイスを提供します。これからの人生をどう過ごすか悩んでいる方々に向けて、実践的な情報をお届けします。
よろしくお願いします!
1. 退職後の住居選びの基本
退職後の住居選びは、生活の質を大きく左右します。自分に合った住環境を見つけるためには、いくつかの基本的なポイントを押さえておく必要があります。
1.1 住居のタイプを考える
退職後の住居選びにおいて、まず考えるべきは住居のタイプです。持ち家か賃貸か、都市部か郊外か、さらには退職コミュニティ(CCRC)などの選択肢があります。2022年の研究「退職と移住に関連する住宅の認識」によれば、退職後の移住先を選ぶ際には、個々のライフスタイルや健康状態、経済状況を考慮することが重要です。
例えば、都市部に住むことで、医療施設へのアクセスが良くなり、社会的活動も豊富に楽しめます。一方、郊外や田舎に住むことで、自然環境の中でリラックスした生活を送ることができ、生活費も抑えられる可能性があります。
都会に住むか、田舎に住むかはよく話題になるけど、メリットデメリットあるね!
1.2 コミュニティの重要性
住む場所を決める際に、コミュニティの存在は非常に重要です。2019年の研究「退職コミュニティへの移住」によれば、退職後の満足度は、移住先のコミュニティの質と大きく関係しています。特に、支援が充実しているコミュニティに住むことで、生活の質が向上します。
例えば、継続的ケア退職コミュニティ(CCRC)に移住することで、医療や介護のサポートを受けながら、他の退職者と交流し、社会的なつながりを維持することができます。このようなコミュニティに住むことで、孤立感を軽減し、充実した退職生活を送ることができます。
サポートが必要な年齢を過ごすのであれば、住む場所も考えなきゃいけないね!
2. 海外移住の選択肢
経済的な理由や新しい文化を体験するために、海外移住を考える退職者も増えています。2020年の研究「イタリア人退職移住」によれば、イタリア人退職者が経済的な理由でブルガリアに移住する例が増えています。
2.1 経済的な利点
海外移住には、生活費の削減という大きなメリットがあります。ブルガリアのような国では、食費や住居費が低く抑えられるため、年金や退職金を有効に活用することができます。特に、固定収入が限られている退職者にとっては、経済的な利点は非常に魅力的です。
ただし、言語の壁や文化の違いに適応する必要があるため、移住先の情報を事前に十分に調査し、自分に合った場所を選ぶことが重要です。
物価やサービスの値段が低いところに住むのを検討するもの大事かもね!
少し勇樹は必要だけど・・・。
2.2 社会的統合の課題
海外移住においては、社会的統合の課題も考慮しなければなりません。言語の壁や文化の違いは、新しい環境に適応する際の大きな障害となります。2020年の研究でも、多くの退職者がブルガリアでの生活に満足している一方で、社会的統合が部分的にしか進まないという課題が指摘されています。
具体的には、現地の言語を学ぶ努力や、地域のコミュニティに積極的に参加することが必要です。現地の友人を作ることで、日常生活が楽しくなり、適応もスムーズに進みます。
「郷に入れば郷に従え」だね!
3. 支援住宅への移住
高齢者の健康や機能的欠陥が増加するにつれて、支援住宅への移住が重要な選択肢となります。2020年の研究「支援住宅への移住に関するプッシュ・プル要因」によれば、健康状態が支援住宅への移住を促進する主要な要因となっています。
3.1 健康状態と支援の必要性
退職後、健康状態が悪化する場合には、支援住宅に移住することが重要です。支援住宅では、医療や介護のサポートが提供されるため、安心して生活することができます。特に、日常生活の活動が制限される場合には、支援住宅での生活が適しています。
具体的な方法として、まずは地域の支援住宅について調査し、見学することをお勧めします。自身の健康状態やサポートの必要性を考慮し、最適な選択をすることが重要です。
介護付き老人ホームとか、有料老人ホームとかもいいかもね!
3.2 家族との協力
支援住宅への移住は、家族との協力が不可欠です。家族と話し合い、移住のメリットやデメリットを共有し、最適な解決策を見つけることが大切です。家族が近くにいる場合は、訪問や支援を受けやすくなり、安心感が増します。
具体的には、家族と一緒に支援住宅の見学を行い、意見を交換することで、最適な選択ができます。家族との協力を得ることで、移住後の生活がスムーズに進むでしょう。
老後も一人だと大変だよね。家族との関係も良好に保っていきたいね!
4. 田舎暮らしの魅力
退職後の生活には、自然に囲まれた田舎での暮らしを選ぶ人も多いです。都市の喧騒から離れ、静かな環境でリラックスした生活を送ることは、心身の健康にとって非常に良い影響を与えます。
4.1 田舎暮らしの健康効果
自然環境の中で過ごすことは、ストレスの軽減や精神的なリフレッシュに効果があります。緑豊かな環境での散歩やガーデニングは、心身の健康を促進し、退職後の生活を豊かにします。研究によると、自然との触れ合いがストレスホルモンを減少させ、全体的な幸福感を高めることが示されています。
具体的なアクションとして、田舎の物件を探し、週末に訪れてその環境を体験することをお勧めします。これにより、自分に合った場所かどうかを判断する材料になります。
田舎といえば、自然!ゆったり!リラックス!だよね!
4.2 地元コミュニティへの参加
田舎での生活を充実させるためには、地元のコミュニティに積極的に参加することが重要です。地域のイベントやボランティア活動に参加することで、新しい友人を作り、社会的なつながりを保つことができます。これは、孤立感を防ぎ、精神的な健康を維持するのに役立ちます。
例えば、地元の農産物市場や文化イベントに参加することで、地域社会に溶け込むことができます。また、ボランティア活動を通じて、地域社会への貢献を実感し、自己満足感を得ることができます。
田舎は地域の人たちとのコミュニケーションが必要だね!
5. 都市部での生活
都市部での生活も退職後の選択肢の一つです。医療施設へのアクセスや文化的な活動が豊富である都市部は、多くの高齢者にとって魅力的な移住先となります。
5.1 医療アクセスの利便性
都市部に住むことで、医療施設へのアクセスが容易になり、緊急時にも迅速に対応できる利点があります。高齢者にとっては、健康管理が重要なため、質の高い医療サービスを受けやすい都市部は安心感があります。
具体的には、住む場所を選ぶ際に、近隣の病院やクリニックの質やアクセスの良さを調査し、必要な医療サービスが受けられるか確認することが重要です。また、都市部では健康診断や専門医の予約が取りやすいことも考慮すべきポイントです。
やっぱり都会はサポートの充実が一番のポイントだよね!
5.2 文化的な活動と娯楽
都市部には、美術館、劇場、映画館など、文化的な活動や娯楽が豊富に揃っています。退職後の時間を有意義に過ごすために、これらの施設を活用することができます。文化的な活動に参加することで、知的な刺激を受け、生活の質を高めることができます。
具体的なアクションとして、地元の文化イベントに参加したり、美術館や博物館の年間パスを購入して定期的に訪れることをお勧めします。これにより、新しい知識やインスピレーションを得ることができ、退職後の生活を豊かにすることができます。
過ごしていて飽きることはなさそうだね!
6. 家族との同居または近居
退職後に家族と同居するか、近くに住むことを選ぶ高齢者も多いです。家族のサポートを受けながら生活することで、安心感やサポートが得られます。
6.1 家族との同居のメリット
家族と同居することで、日常生活のサポートを受けやすくなります。特に健康状態が不安定な場合には、家族の支えが大きな安心材料となります。また、孫との交流を楽しむことができ、家族の絆を深めることができます。
具体的な方法として、家族と同居する場合のルールや役割分担を明確にし、トラブルを未然に防ぐことが重要です。また、プライバシーを確保するための工夫も必要です。
動けるときは動いて、家族に貢献するようにしたいね!偉そうにしてたら嫌われちゃうね。
6.2 近居の選択肢
家族との近居を選ぶことで、適度な距離感を保ちながらサポートを受けることができます。近居であれば、緊急時にもすぐに駆けつけることができ、日常的なサポートも受けやすくなります。
具体的には、家族が住むエリアの近くに物件を探し、頻繁に訪問できる環境を整えることが重要です。また、家族と一緒に過ごす時間を定期的に計画し、交流を深めることが大切です。
一緒に住むんじゃなくて、近くに住むだけでも心強いね!
まとめ
退職後の住居選びは、人生の新たな章をどのように過ごすかを決定する重要な要素です。都市部での便利な生活や田舎でのリラックスした環境、家族との同居や近居など、自分に合った選択肢を見つけることが大切です。この記事で紹介した具体的なアドバイスを参考に、自分のライフスタイルに合った住居を見つけ、充実した退職後の生活を送りましょう。研究論文から得られた知見を基に、より良い選択をする手助けになれば幸いです。
最後まで見てくれてありがとうございました!次の記事もお楽しみに!コメントなどお待ちしております!